組合職員ブログ

2008年12月15日

「給与ゼロ」でも就職したい 上海の大卒生就職戦線

人民日報 2008年12月15日

上海で13日に行われた就職説明会では、開場3時間前の朝6時、空がようやく明るくなる前から、多くの大学生が長い列をつくっていた。東方早報が伝えた。

今回の就職説明会は、中国人材資源サービスの「上海外服」が上海西南地区の5大学(上海交通大学、華東理工大学、華東師範大学、華東政法大学、東華大学)と共同で開催したもの。東華大学の体育館で行われた。全国各地から就職活動中の学生が集まり、入場者数は数万人となった。上海西南地区の5大学に在籍する学部生と大学院生だけでも3万人以上にのぼった。

今回の就職説明会は従来と比べて

▽総体的な求人数
▽文系学生に対する求人数
▽外資系企業や大型国有企業の求人数の減少

といった3大現象が見られた。

(1)外資系企業や大型国営企業の求人数の減少
上海における2009年度の大卒生は、今年より9千人多く、15万人を突破する。また、世界金融危機も重なり、就職が更に難しくなっている。

上海外服求人派遣部の関係責任者によると、今回の就職説明会では大卒生の人気就職先であった外資系企業や大型国営企業の参加数および全体の求人数がともに、昨年より減少気味だ。

就職活動中の大学生の中には、就職先や希望給与を下げる人もいる。中には、給与ゼロでもいいという人さえいる。西北政法学院に在籍する李連軍君は「生活できるだけの給与があればいい。とりあえず、どこでもいいから就職しないとね」と述べている。


(2)中小企業、優秀人材の確保に積極的
一方で、大卒生の希望給与が下がっているこの機会に、優秀な卒業生を採用し、この経済危機を乗り越えていこうとしている企業も少なくない。

特に、中小規模のIT、コンサルティング、物流などの企業は、求人数を増やしている。それらのブースでは「大卒生歓迎!」といったスローガンを掲げている。これらの企業ブースに提出された履歴書の数は数千部と、例年の数十倍にものぼる。


(3)文系より多い工学系の求人数
今回の就職説明会における求人の職務を見てみると、工学系の学生に対する求人が比較的多く、文系が対象となる外資系企業の事務などといった求人数は、従来よりも減少しているのが分かる。

華東政法大学の修士課程生は、「すでに何度かの就職説明会に参加したが、今年、文系学生に対する求人数は非常に少ない」と就職難を訴え、「とにかく今はどんな仕事でもいいわ。今後、スキルアップして、給与アップできるチャンスを探せばいいから」と話す。

東華大学就業指導センターの責任者によると、「まずは就職先を、職業選択は後回し」といった考えは、大学生にとって一般的なものになってきている。
posted by 元組合職員 at 19:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 中国ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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