組合職員ブログ

2010年01月16日

給料払え!〜日本で3K労働従事の中国人研修生の現状

What's New in 上海 2010年1月8日

「よい新年を迎えたいが、日本の社長よ・・給料を支払え!」
日本語と中国語で書かれた横断幕を掲げ、10名の中国人研修生が日本の会社を訴えた。彼らは2009年1月から給料が未払いだという。研修生の名目で日本で働く中国人の実態を広州日報が伝えている。

日本国内の労働力不足を補うために推進されてきた開発国からの外国人研修制度。研修1年、実習2年の3年の派遣だが実態は3年間の低賃金雇用だ。現在日本には約20万人の外国人研修生がいるがその7,8割が中国人だ。

2007年1月、中国東北部からの研修生10名は月給13万5千円(約9900人民元)で健×株式会社と契約を結んだ。しかし2009年1月から給料の未払いが始まった。会社はたびたびの催促にも応じないためついに10名は立川労働基準局に訴えた。すると会社は「労働基準局に行ったなら、もう出社するな」と言い、同年9月3日から11月9日までは仕事ができなかった。

12月30日10人は「よい新年を迎えたいが、日本の社長よ・・給料を支払え!」と書いた横断幕を掲げ行動に出た。

この事態を受け中国大使館の許澤友総領事は日本側に事態の速やかな解決を促し、日本新華僑法律事務所は10名とともに法的手段に乗り出す構えだが、いまだ解決にいたっていない。
「今は一日一食、ほんの少ししか食べられません。本当に辛い。日本で餓死しろというのですか。早く正当に解決してほしい」
研修生たちは切実に訴えている。

この事件は珍しいことではない。給料の未払いのほかにも研修生たちはさまざまな不当な扱いを受けているという。

同じ労働でも給料は日本人の4分の1。
日本政府は夜間の残業代は時給125%計算と決めているが、実際には残業代を支払わなくても問題にならない。
研修生の蒸発をふせぐためという名目でパスポートを取り上げる。
事故防止という名目で休日でも自由に外出できない、などだ。

研修生の多くは日本の若者が嫌う3K(きつい、危険、汚い)の職場で働いている。現場での不満から雇用側との関係も緊張したものになりやすいという。

日本では不況で失業者があふれているという報道の影に、このような事実があるということはあまり報道されていないようだ。
posted by 元組合職員 at 17:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 研修関連ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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